about
永遠である と同時に はかない硝子
そんな硝子の在りようは いのちの在りように 重なる
今日 眼にすることが出来た 素晴らしい空 光 風 水 土 いのち…
永遠 でありながら 一瞬の現 でもある 森羅万象
その美しさの断片を 硝子に 留めたい
□■□ ごあいさつ □■□
ようこそお越しいただきました。
当方、バーナーワークとコールドワークでガラス作品を制作しております。
小さきものを愛で、その中に広がる風景を想像し「もののあはれ」を感じる日本人。
日常の隅々に神を感じ、儚きものに美を見出す日本の美意識。
大それてはおりますが、日本人の美意識の小さな欠片でも、せめて気配でも、硝子に留めることが出来たらと思います。
ご高覧頂ければ幸いです。
□■□ お知らせ(top再掲) □■□
新型コロナ禍、緊急事態宣言発動でなにかと大変な状況の中、みなさまはお元気でお過ごしでしょうか?
当方も自宅で過ごす中、今だからこそ出来る事を模索中です。
この程、ガラスや鉱物などの様々な素材と複合技法による表現を模索するアートユニットとして「硅砂組(けいさぐみ)」発足の運びとなりました。
今後引き続き、アートユニットとして、そして各メンバーとして、みなさまに面白い!美しい!と思っていただける作品制作に挑戦していきたいと思います。
それに伴い、この度「硅砂組」の作品の展示販売ページを新たに開設いたしましたので、ご高覧頂けましたら幸いです。
当ギャラリーショップは、蜻蛉玉や帯留などの和コモノ中心に展示いたしますので、引き続きどうかよろしくお願いいたします。
では皆さま、どうか安全と健康にご留意くださり、大過なくこの状況をお過ごしになられますようお祈り申し上げます。
********************
今回の展示は、2018年日本伝統工芸近畿展入選の拙作「蜻蛉玉源氏物語全54帖」のデザインを土台に
「帯留源氏物語全54帖」に着手したものの中からピックアップ。
各帖の印象的なシーンを帯留に落とし込みました。
全54帖フルセット完成するのはいつのころやら・・・
少しずつ進みたいと思います。
ガラス作品はいずれも手仕事の一点もの。
細かい手作業による模様付け、炎による微妙な窯変、偶然の色の重なり具合、箔の散り加減など、全て一期一会で、同じものは二つとできません。
その作品だけが持つ独自の景色をお楽しみいただければ幸いです。
不明の点がありましたら、何なりとお気軽に下記アドレスにお問い合わせください。
メール : emiko3156@gmail.com (@を半角にしてお送りください)
なお、なにぶん当方、販売については全く素人の不慣れな試みですので、ご不便をお掛けするかもしれませんが、どうかご容赦をお願いいたします。
□■□ 予定 □■□
■ 2021年 個展・グループ展予定
♦5/12~18
田上惠美子 個展
天満屋 岡山本店(岡山県 岡山市)
♦5/22・23
「第35回日本煎茶工芸展」(団体)
黄檗山万福寺(京都府 宇治市)
♦6/2~7
グループ展
五風舎(奈良県 奈良市)
♦6/9~15
「ガラスの波紋展」(グループ)
小田急 新宿店(東京都 新宿区)
♦7/28~8/3
二人展
大丸 神戸店(兵庫県 神戸市)
♦8/21~29
硅砂組 個展
ギャラリーヘプタゴン(京都市 上京区)
♦9/17~26
田上惠美子 個展
ギャラリーにしかわ(京都市 中京区)
♦9/27~10/3
「日本のガラス展・東京」(団体)
代官山 ヒルサイドテラス(東京都 渋谷区)
以降の予定は随時、当方ブログ蜻蛉羽通信など、下記に掲載させていただきます。
蜻蛉羽通信 : http://glassemiko.seesaa.net/
facebook : https://www.facebook.com/emikotanoueglass/
instagram : https://www.instagram.com/emiko_tanoue/
□■□ もろもろ □■□
■ ガラスはその性質上、光源の種類により表情が変わり、手に持って動かすことによって内部のゆらぎや煌きなどの見え方が変化します。
作り手としましては、ガラス表面の質感、肌合い、重さなども含めて、個展等の場で拙作を直接手にしていただけることを望んでいます。
しかし、会場などで拙作を直接ご覧いただけない場合もあることから、当WEBギャラリーショップをオープンいたしました。
限られた画像のみで拙作をお伝えすることは大変難しいことではありますが、よりよい媒体を目指していきたいと考えます。
■ バーナー、サンドブラスト、研磨などの制作作業をはじめ、メール、発送などの事務作業も、全て田上個人で行っております。
出来るだけ迅速な対応を心がけますが、なにぶん、個人でのネット販売は初めての試みとなります。
我が儘を言って申し訳ありませんが、ご理解のほどどうかよろしくお願いいたします。
■ 個人対個人のお付き合いが出来ればと考えております。
不明の点などございましたら、お気軽にメールにてご連絡頂ければ幸いです。
■ CONTACTよりお問合せいただきましたら、48時間以内に必ずお返事をさせていただきます。
お返事が届いていない場合は、迷惑メールフィルタに振り分けられていないか確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。
お返事が見当たらない場合は、お手数をおかけして申し訳ありませんが、下記のアドレスまでご連絡ください。
メール : emiko3156@gmail.com (@を半角にしてお送りください)
■ いずれも、本体価格に税金・送料込みの価格を記載しております。
■ 個展、グループ展などを中心に活動しております。
日程などはFacebookや蜻蛉羽(あきづは)通信ででお知らせしています。
下記、是非お目通しくださいませ。
蜻蛉羽通信 : http://glassemiko.seesaa.net/
facebook : https://www.facebook.com/emikotanoueglass
instagram : https://www.instagram.com/emiko_tanoue/
□■□ 略歴 □■□
田上惠美子(たのうえ えみこ)TANOUE, EMIKO
< ガラス歴 >
1985頃よりランプワークをはじめる
1996~2004 伊丹国際クラフト展
1998~2004 大阪工芸展 大阪府知事賞・奨励賞・工芸協会長賞
2002 日本現代ガラス展・能登島
2004 GLASS CRAFT TRIENNALE 大賞
2005 現代ガラス大賞展・富山
2003, 2006 KOGANEZAKI 現代ガラス展
2006 日本ジュエリーアート展
2007~2010 PISMO Bead Invitational(Denver USA)
2008, 2012 京都工芸ビエンナーレ
2014 日本クラフト展
2017 N H K ハート展
2018,20,21 日本伝統工芸近畿展
2019 国際ガラス展・金沢2019 金賞
2021 日本煎茶工芸展
< 履歴 >
1955 兵庫県神戸市生まれ
1978 立命館大学文学部哲学科心理学専攻卒業
1979~ 言語聴覚士(専門領域:摂食嚥下障害・高次脳機能障害・失語症・構音障害)
□■□ 制作工程 □■□
< 蜻蛉玉 帯留 >
1.事前に玉内部や表面に象嵌するパーツを制作しておく。
2.ガラス棒をバーナーで熔かし、離型剤を付けた鉄芯の上にガラスを巻き取って下玉を成型する。
3.下玉の上に金銀箔や事前に作ったガラスパーツを幾層にも付けて玉内部に模様をつける。
4.ガラス表面に金銀箔やガラス粉を散らし、鏝などで整形したのち、藁灰の中で徐冷する。
5.鉄芯を抜き玉穴の離型剤を取り除く。
6.玉表面の金箔上にシートなどを張って模様を描く。
7.金剛砂をガラス表面に吹き付け、シートで覆われていない所を削り取る。
8.ダイヤモンド粉末を用いて、玉穴の縁、内面を切削する。
9.ゴム砥石により、玉穴の縁を滑らかに研磨する。
10.ガラス繊維砥石を用いた最大5段階の研磨により、穴の内面の滑らかさを調整する。
11.透明感の表現に応じて、粗削り、すりガラス状、鏡面状などに磨き上げる。
12.セリウム粉末により研磨箇所全体にツヤを出す。